About Nagoya Jiryukai
会長挨拶
令和6年度 名古屋而立会 第51代会長
年間テーマ
「守・破・離〜基礎を固めて現状を打破しよう〜」
長苗印刷株式会社 長苗宏樹
本年のテーマは『守・破・離〜基礎を固めて現状を打破しよう〜』です。
会員メンバーの方、並びに所属先の企業毎に置かれている状況は多々あるかと思います。ただし、現状維持とすること
で済むというメンバーはいらっしゃらないのではないでしょうか??
私は、12年前に長苗印刷に入社した際に弊社のあるクライアントから「守・破・離」を意識し物事に取り組みなさい
なさいと言われました。この言葉は日本の茶道や武道での修行や師弟関係における段階を指し示す言葉なのですが、ビ
ジネスでも一部転用されております。
守は「基本や型を身につける段階」、破は「既存の型を破り発展させる段階」、離は「基本や応用から離れ、独創的かつ
個性を発揮する段階」を指しています。
その際はピンとこないことも多かったですが10年ほどの而立会での活動において諸先輩や仲間達たちから教わった
ことや、自社の置かれた環境下において私なりにこのように解釈し取り組んできました。
守:まずは会社並びに所属先から謙虚な気持ちで学び自分のものにする、そのためには数字面で財務諸表を中心に
理解を徹底的に深める、破:学んだことを自分なりに分析し、自分や自社、お客様への提案などに活かせないか、さら
には改善を図り生産性向上(同一工程にて従来に携わって人員をテクノロジーも絡め削減する)による原価低減による
顧客からの要請に応え利益貢献に繋げることで一人当たりの従業員給与に還元する、そのためには自社内組織改変も辞
さない、離:新サービスや新規事業へ推進するために、事業再構築補助金を活用したパッケージ分野への進出や東
京市場におけるM &A による新事業領域への挑戦などに取り組んでまいりました。
コロナも明け、1年がたとうとしております。コロナという言い訳がなくなり、本当の意味での新しい時代の幕開けが
始まっております。我々の置かれている事業領域は極めて厳しいものであることは間違い無いですが、今一度自らを見
直し、再度ビジネスを再定義し挑戦することで新たな果実を獲得するチャンスなのではないでしょうか?
1年間の例会設営でそれらを実現するヒントになり得るように心がけて参りますので何卒よろしくお願いします。